Archive für März 2010

Red Bull Flying Bach

空飛ぶバッハのCMです。
http://www.youtube.com/watch?v=jbTd4U8hG3s

Red Bullのサイトにはリハの模様などリポートされています

Facebookにも情報があったりするらしいので、検索してみて下さい。

なんとなく

思い立ったことを。

先日TVの取材で、ダンサーとして自己アピールを、今までのキャリアでサクセスと言えるものを、と聞かれ、何のキャリアもサクセスもないです、と答え相手の目を点にさせてしまいました。そういえば前にも、ダンサーとしての将来の夢は?と聞かれ、そんなものない、と答えて相手の目を点にさせたことが。アホな回答だとはわかっているのだけど、価値観が違う世界を行き来していると、その辺の客観性があやふやになって、どう答えるべきなのか途方に暮れるんです。

自分にとって過ぎた事は実感のかけらとしては残っているけど、もう過ぎたことだし、呼び出された都合のいい記憶がどこまで信用できるのかわからない。未来のことなんてほんとにわからない。だからせめて今ここにいることは大事にしたいし、単純に同じ時間に同じ場所にいる人とは、コミュニケーションして現実を分かち合いたい。

自分ができることはほんとに限られているけど、世界の片隅に自分の居場所が与えられている事に感謝してる。自分が何かをすることで、喜んでくれる人もいるし、傷ついてしまう人もいるしだけど、それを自分のせいと思うのは傲慢で、自分はそこまで重要でないし、全てはバランスだしリズムだと今のところ思ってる。

調子が悪い時は余裕がないのと、バッドエナジーを振りまきたくないのとで書き込みはしないのですが、ドイツに来て7年間、ほんとに色んなことがありました。海外生活者にはおなじみの悔し涙は数知れず、予想外の形で訪れたホームシックや、ストレスからの耳鳴り、リハに行く電車の中で毎日涙が止まらないような事も。そんな時に、ふと街中で自分と同じような波長に陥っている人達が目にとびこんでくる。自分と似ている現在にいる人達。ベルリンという街のいい所は、弱みを装飾せずにさらせるところ。ドラマチックでなくて、へっぽこでいい。不幸のどん底になってやっと助けを求めるのが許される、というプレッシャーがない。その反面、意気込んでるとユルい反応に肩すかしをくらう。

気合いはあってもドジな私が、のびのび出来る環境なんだと気づいた。

ぶっ飛びバッハ

連日Flying Bachのリハーサルな日々です。
今回はいわゆる振付家不在の公演、芸術監督のクリストフは音楽的視点から意見をするけれども、シーン自体基本的にダンサー自身達によって作られて、それをお互いに叩き上げて行く。

とても気持ちいい!

Flying Stepsのリハーサルは想像を絶する破天荒さで筆舌に尽くしがたいけど、彼らのぶっ飛びながらも非常にプロフェッショナルな姿勢は心からリスペクト。凄まじいけど、ほんとに気持ちのよいエネルギーです(笑)体格も人種もキャラも全く違う6人が一斉に音楽に乗って踊り出すと、それだけで何かが吹き飛んでいく気分。荒々しくもあったかいダンスのエネルギー、久々です。ベルリンありがとう!!

ブレイクダンサーを使った劇場作品はベルリンにも色々あるけど、なんだか受け入れられなかったのは、この直球さがインテリな演出によってねじ曲げられていたからかも知れません(笑)巨匠バッハが「これしかない」という旋律を編み出したように、「これしかない」と踊り倒すFlying Steps、今この瞬間を共有させてもらえることが、本当に幸せです。

ぶっ飛びバッハ、お楽しみに!

Red Bull Flying Bach

Red Bull Flying Bach

Breaker, Beats und Bach in der Neuen Nationalgalerie

rd_100222_flyingbach_0264_nrw_1bc.jpg

Künstlerische Leitung: Christoph Hagel
Choreographie: Vartan Bassil
Dramaturgie: Nadia Espiritu

mit: Benny Kimoto, Michael Rosemann, Khaled Chaabi, Gengis Ademoski, Niranh Chanthabouasy, Vartan Bassil, Yui Kawaguchi

Die Flying Steps tanzen HipHop zu Johann Sebastian Bachs Wohltemperiertem Klavier
Neue Nationalgalerie, Potsdamerstr. 50, 10785 Berlin

Di 13. April – 20:30 Uhr

Mi 14. April – 20:30 Uhr

Fr 16. April – 20:30 Uhr

Sa 17. April – 20:30 Uhr

So 18. April – 20:30 Uhr

Mi 21. April – 20:30 Uhr

Fr 23. April – 20:30 Uhr

So 25. April – 20:30 Uhr

Di 27. April – 20:30 Uhr

Mi 28. April – 20:30 Uhr

Fr. 30. April – 20:30 Uhr

Sa. 1. Mai – 20:30 Uhr

Tickethotline: 01805-4470* oder unter

ticketonline.de

Weitere Informationen unter:
www.flying-steps.de
www.neue-nationalgalerie.de

酩酊ヘンデル・空飛ぶバッハ

明日からNICO AND THE NAVIGATORSのヘンデル没後250周年記念オペラ”ANAESTHESIA”ベルリンのRadialsystemで再演です。前回のベルリン公演が満員御礼で観られなかったお客さんが多かったための再演決定でしたが、今回もすでに全公演売り切れとの事。めでたい!!今日はこれからリハーサル、メンバーの皆に再会できるのがとっても楽しみです。

2月はソロandropolaroidの制作と平行して、バッハの企画がスタートしました。
タイトルは”Red Bull Flying Bach“。ドイツを代表するブレイクダンスチームFlying Stepsとなんとバッハで、しかもベルリンのNew National Gallery で踊ります。曲は先日ちょっと触れたバッハの平均律。なんたる光栄。神様ありがとう!久々にがっつりダンサーワールドなリハーサル、とても充実してます。

演出&演奏をするクリストフ・ハーゲルが、曲の音楽的分析&解釈をして、Flying Stepsのメンバー達が踊りに変換していく。何度も世界チャンピョンになっている彼ら、非常に細かい音を高速ステップで描いたり、 音に合わせてヘッドスピンの速度を自在に変化させたり、様々なアイデアとテクニックを駆使しながらも、音の奴隷にならずエンターテイメント性を追求しようと議論が白熱し、気づけば皆逆立ち状態のままずっと討論していたりして、その尋常でない光景に吹き出してしまうこと多々(笑)

私は例によって紅一点&唯一ブレイクダンスの門外漢。一体どうなることかと正直不安もありましたが、もうコンセプトとかドラマツルギーとかどうでもいいから、久々に踊りバカに徹したくて引き受けたこのお話。彼らのアスリート的とも言える、オープンで真摯かつクレイジーな姿勢にとても刺激を受けている現在です。

先日は自分で振付けたソロのシーンを踊り、どう受け止められるかドキドキでしたが、とても喜んでくれて嬉しかったです。リハも回を重ねるごとにコミュニケーションが活発になってきて、どんどん膨らんでいく感じがあります。異なるダンス言語の間で、お互いに響きあう部分を掘り当て引き出し合う事で、バッハにつながる純度を持った今の時代のダンスになりそう。今の自分を全て出し切って、気持ちよくバッハに乗ってぶっ飛びたいです!

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