Archive für Juni 2009

夢の旅

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<奇遇にもエドガー・アラン・ポーと並びで掲載され、妙な縁を感じました、、、>

バロック麻酔”ANAESTHESIA”、無事にヘンデル生誕の地ハレにて初日を迎えました。3ヶ月の長ーいリハーサルを経ての初日、喜びもひとしおです。本番はとにかく楽しい!リハスタジオに比べて圧倒的に音響のいい劇場で、FRANUIの演奏に歌手の歌声、フランス人照明家のARNAUDの幻想的な照明の中でのあっという間の100分間、翌日になっても酔いが回っている感じです(笑)

期待と緊張で舞台も客席も固めだった初日から、どんどんほぐれていって3日目には随所で笑いが沸き起こり、音楽劇らしい活気のある公演となり大盛況でした。久々にベルリンのオフシーンとは違う緊張感と軽さを楽しんでいます。ウィーンの楽団FRANUIは結成してもう15年ですが、それでもまだ団長が37歳と若く、一番若いチェリストはまだ22歳!兄弟や夫婦に幼なじみ、といわゆる大家族のような彼らのチームワークは絶妙で、ツィンバロンやアコーディオン、サックスなどによるアレンジはヘンデルサウンドに新鮮味を与えつつも奇抜すぎず、とても繊細かつ活き活きとした音世界を満喫させてくれます。さすが音楽の都ウィーン、と認めずにいられません。皆殆ど音楽家族に育ち3歳や4歳から楽器とともに生きて来ている彼らは、また役者やダンサーとは違う人種で、とても面白いです。

歌手の3人もとても魅力的で、パフォーマー達と溶け込んで、共にトレーニングし、サッカーもして(笑) 今回の公演を楽しんでいます。天使のような美貌に、やんちゃでワイルドな面を持つ透明なソプラノのテレーザ、ウィーン少年合唱団時代からの寵児カウンターテナーのテリーはその声に誰もが感激し、その独特な巨大な赤ちゃんのような容貌も愛さずにはいられません(笑)。バリトンのクレメンスも張りのある伸びやかな美声で、鍛え上げられたカラダで逆さ吊りになりながら一曲歌いあげるシーンにはみな仰天。

明日からはハノーファーに移動して公演、その後8月のブレゲンツまでしばらくお休みとなります。

”失われた楽園へのバロックな夢の旅”とは新聞評のタイトルですが、この貴重な夢の時間に、せめてもの間どっぷり浸かっていたいです。

<批評リンク>(ドイツ語ですが 、、)

dsc08521.jpgハレの散歩先にて。

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