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Archive für Januar 2009
” / “
23.1.2009 von yui.

すっかりご無沙汰です。フランクフルトとベルリンをばたばた行き来しつつ、”Süssbittere Rezepturen”のリハとソロの準備に平行して取り組み、毎日崩れ落ちるように眠る数日間でした。
いままでで一番短いタイトルとなった”/”、昨日ベルリンの自由大学はInstitute of Philosophyにて上演されました。
もとは1970年代に建てられた非常に素敵なこの建物、元々は図書館として利用されていたものが、時代の流れとともに改装され、哲学研究所としてリニューアルオープン。この日の催し物は”哲学の日”、学科を晴れて修了する生徒さんを主に対象として、一般のお客さんも交えて、よく分かりませんが高名な先生方の講演などがあったそうです。



様々な顔をもつこの空間、どこもかしこも魅力的で一体どこで踊ろうかと悩んだのですが、特に特徴的なオフィス的な一角とその反対側の窓の後ろに広がる和風な庭の対照が一番面白いと思いました。
タイトルの”/”に込めた意図は、境界線、データであれば階層を区切る役割、それはもちろん私の中のドイツと日本の境目だったり、日常とダンスの階層だったりするわけです。それゆえにパフォーマンス中にいきなりお客さんと舞台と客席を交換したりました。それまでと反対側に移動する事で、自分がそれまでいた場所が俯瞰でき、それはまた新しい階層につながるという、私なりの実感をお客さんに体験して貰いたかったのもあります。
またパフォーマンスのテーマに”文字”を組み込んで欲しい、というのがあり、最初のスペースでは空間を思い切り使い、次に移動した客席では全てを一つの椅子の上だけで表現し、その対照を通して、アルファベットの組み合わせによって言葉や音を組み立てるドイツ語と、一つの文字に色々な意味や読みが含まれる漢字を使う日本語という言葉の身体性?を象徴的に扱ってみました。この比較は自分的にもなかなか面白かったです。

踊りの内容としてインスピレーションを受けたのは、庭の小さな丘の上に生えていた一本の樹 。梶井基次郎さんの”櫻の樹の下には”を思い出し、元々図書館だったこの空間(しかも偶然にもここの壁がピンク色だった)ゆえ、一つの美しい言葉の下には一体どれだけの書物が眠っているんだろう、と考えが飛んで、夜中の図書館で一人語り出す本の亡霊、というイメージが出来上がりました。
本番は、なんといきなり30分繰り上げ開演という、ありえないでも催し物ではありがちな暴力的な進行で(しかも当日は会場ではリハできず!)、外で待たされ冷えきった身体からいきなりアクションとなってしまったのですが、無事肉離れも起こさず本番終了、お客さんにも伝わった感があり、沢山の人が熱心に話しかけて来てくれて嬉しかったです。教授の方々も、今後とも是非このスペースを使ってくれ、とこれからの展開にも大乗り気になって下さり、ドイッチュ哲学の空間に肉体で飛び込むことができたこと、これまたひとつの扉。踊りの神様どうもありがとう。
(乱文失礼!)

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2009!
2.1.2009 von yui.
新年あけましておめでとうございます!!

思い切り時差ぼけのなか、夜中に元気な新年ですが、元日の昨日はこれまでの睡眠不足が一気に津波となって押し寄せて来たかのように、寝ても寝てもまだ眠い、と20時間くらい寝ていた気がします。
そしてあり得ない程沢山の夢をみた。道路でステーキを焼いていたら通りすがりのベビーカーが溶けてしまったり、公演に是非招待したかった、もう亡くなってしまった方に車の中で会って話したり、 家まで送ってくれた人がおかしくなっちゃったり、全てがやけにリアルだった。筒井康隆さんの「パプリカ」で夢が現実を襲ってくる話があるけど、そんな鍵を開けてしまったんだろうか、ヒアリング・ロス。
さて気持ちを切り替えて2009年、ヤエルは今日からチリ、渡邊淳司氏は既に公演翌日からリンツ、私は明後日からフランクフルトです。今年は色々と、かなり予定も目標も定まった状態でスタート。ここまでの確信を糧に、どこまで行けるか勝負です。
皆様にとっても、深く広く、充実した1年となりますように!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2009年 元旦 川口ゆい
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